外壁塗装と金属屋根のカバー工法|川崎市 麻生区
外壁塗装と金属屋根のカバー工法 塗り替え・・・。
こんにちは。塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です。
この度、神奈川県川崎市 麻生区 の閑静な住宅街にお住まいのお客様より、 外壁塗装と屋根塗装 のご相談現地を頂き、早速現地調査お見積りに伺わせていただきました。
築年数は12年を過ぎ、今までに雨漏りなどのトラブルもなく、ひび割れと言われるクラックもそれほどなく、まだまだキレイな状態に感じました。しかし外壁の調査を進めていくと外壁に関しては、幕板と呼ばれるアクセントの板(薄いピンク)の箇所が塗膜が数か所剥がれていました。あとは、樋、シャッターボックス、外壁など経年劣化による色あせが進んでいるところでしょうか。
一通りを見させていただき、奥様とアレコレ談笑する中、ある事が判明してしまうのでした・・・。
そのある事とは・・・。
この時期からちょっと遡る事、半年前になります。去年(2018年)は秋に差し掛かる頃に大きな台風被害がありました。私が担当するお客様でも台風被害に遭われた方は多かったのですが、このお客様宅でも台風の翌日に屋根材が庭に落ちていて・・・。と。
↓ お客様宅 玄関先に保管してあった屋根材
↑ 真っ二つに割れたスレート屋根
このような割れ方をするという事は、台風の強風で煽られ下側から煽られ真っ二つに割れてしまったと考えられます。またこの屋根材は、特にアスベスト規制のかかった後のコロニアル屋根材ですから、脆さに関しては昔のアスベストを含んだ屋根材よりも「弱っちいな~」というのが、我々職人と意見です。
補足ですが、この屋根材を塗るのに「タスペーサー」という縁切り部材を挟んで塗る訳ですが、最近の屋根材はよく挟む箇所を考えないと割れてしまいます。そのくらいデリケートな屋根材になってしまったのか~。という事です。
う~む。ノンアスベストの屋根材・・・恐るべし。
この状態を見させていただき、塗りかえ??それとも葺き替え??そんなことも視野に入れながら、お客様に事情をご説明しました。
今回のケースでの「塗りかえ」とは、特に屋根塗装は美装が目的になります。塗りかえをしたとしても屋根がパワーアップする訳でもなく、同様の台風、突風などで今回と同じく割れる可能性はございます。
だましだまし屋根の耐用年数まで使用して、その時が来たら葺き替えを考えるか。それともこの塗り替え工事での足場を組むタイミングで安心するべく屋根材にしてしまうか??いろいろとご提案をさせていただきました。
「屋根という箇所は、なかなかお手入れできる箇所ではない。」
誰かの名言でもなんでもございませんが(笑)、大がかりに足場を組んだタイミングというのは、建物にとっても一区切りです。こんな事をお話しした時点で、屋根を塗装する選択肢が無かったかどうかはさておき、屋根を新しくする方向で工事のお話が進展していきました!!
【今回の選択肢】
・屋根の塗装 ・部分差し替え ・1面、1面で張替え ・全面葺き替え
今回の選択肢は4通りございました。塗装に関しては、美装で同じ被害になる可能性も考慮して早々に撤去。
部分差し替えは、差し替えという工事項目の中に「無理やり屋根材を持ち上げる」「釘打ちができないのでコーキング材で固定」などちょっと工事としてはお勧めできない事もあり、面で張り替えるか、金属屋根あたりの強固な屋根材に葺き替えをするか??そんな事になるのですが、一番のネックはノンアスベストの強度不足の屋根材にあったと思います。面で張替えても、コロニアル屋根なので、いずれか同じ被害になる事も否めない。であれば、思い切って金属の屋根材に葺き替えを!!
そのような事でいろいろとご検討を重ねて頂いた結果、今回工事内容、外壁の塗り替え、全面金属屋根のカバー工法のご依頼を頂きました!!ありがとうございます!!
工事の内容
・ 金属屋根葺き替え(カバー工法)
・ 外壁塗装 工事 ダイナミックトップ仕上げ
・ 付帯部塗装 ・その他
1. 足場工事
いつものように工事の始まりは「足場工事」からスタートです!!晴れてよかった~!!熟練した足場の職人さんが、軽快なリズムで2階建ての大きな住宅を組み上げていきます。ご近隣の皆様、ご迷惑をおかけします。
飛散防止のメッシュシートを張り工事が順次始まります!!さて、頑張ります!!
2. 金属屋根工事
コロニアルの屋根葺き替え工事では、大きく分けて2種類の工事方法がございます。簡単に申し上げますと、既存の屋根材を撤去するか、この上から葺いてしまうか。の2択になります。
金額面と工期からすると、お安くできて工期の短いくできるのが既存屋根を撤去をしない「カバー工法」です。一方、撤去をする工事方法もありますが、上記に比べ「撤去費用」「残材処理費用」が発生します。
特に近年、カバー工法の需要も増えてきておりますので、技術面に関してもそうですが、熟練した屋根板金担当が施工しますので、工事の安全性に関しましても問題はございません。今回は、既存屋根を撤去せず上から被せる「カバー工法」にて施工にあたらせていただいております。
棟の撤去 ⇒ 防水シート ⇒ 新規屋根材取り付け ⇒ 役物(棟、換気、谷、雪止め)このような順番で工事が進みます。
改質アスファルトルーフィングを張り、屋根材の取り付け下地処理ができあがりました!!
先に取り付ける役物(谷、軒先)などを取り付けして、屋根材を施工していきます。
各部の取り付けと、最後に端シール処理を行い工事の完成です!!
今回は、大屋根の他に下屋(1階部分の屋根)を2か所施工いたしました!!
↓ 換気棟も設置いたしました
今回使用した屋根材は、アイジー工業「スーパーガルテクト」色:シェイドブラウン です。この屋根材の特徴は、ガルバニウム鋼板ですので、とても軽く、断熱材が含まれていますので夏の暑さ対策また、防音の効果にも優れているという屋根材になります。これで、台風などの被害からの心配はなくなる事でしょう!!
・スーパーガルテクトの葺き替えと ダイナミックトップ仕上げのサイディング
・屋根のカバー工法とパーフェクトセラミックトップGでの仕上げ
3. 外壁塗装 工事
今回、外壁塗装する壁面の種類は「リシン」模様の壁面です。ザラザラしていて、つや消しでありこの種の壁面が多いのは昨今のトレンド??なのでしょうか。外壁に関しましても、いくつかのご提案がございましたが、ピカピカよりも落ち着いたつや消しで、尚且つ汚れはあまり付かない塗料をご希望との事で、いくつかのご提案の中から最近とっても評判の良い塗材「関西ペイント ダイナミックトップ」をお選びいただき工事が進みます。
工事の内容は、クラックの処理を行い、ダイナミックフィラー(下塗り) + ダイナミックトップ(中、上塗り)で外壁面を5分艶で仕上げました。その他付帯物も日本ペイント ファインSi(2液形シリコン)こちらも艶を若干落として5分艶での仕上げとなります。
ダイナミックトップ 中、上塗り 及び付帯部分の仕上げ。
土台部分も専用の「キソハバキコート」で仕上げ、アクセントの幕板はサッシ色で統一をしました。色の種類を少なくしたことで、シンプルでありながらも、上品な印象になったかな??というのが率直な感想でございます。
門扉フェンスなどは、今までのような色合いで塗らせていただきました!!養生を全て剥がし工事の完成を迎えます!!
・外壁塗装「ダイナミックトップ」仕上げと コロニアル屋根「ガイナ」での塗り替え
4. 外壁塗装と金属屋根のカバー工法 工事を終えて
今回の一番の問題点は、コロニアルの屋根をどのような工事で将来を見据えていくか??これに限ります。中途半端な補修などを行ったとしても、またどこか屋根が割れてしまったら早期に足場が必要になるかもしれない。ご提案した中には、補修という項目もありました。一つ一つをご説明して、どこにこの建物の将来を見据えるのか。その中には、この先にお客様の工事負担を軽減させる事なども考慮しなくてはなりません。
金属屋根の特性、今後かかり得る工事の種類、次の塗りかえのタイミングなど。この先を見据える事、これが工事のテーマであったと思います。
↓ 外壁塗装 ダイナミックトップ 5分艶仕上げ
今回工事ご依頼を頂いたT様にとっては、12年に一度の建物修繕工事です。色を決める事、いろいろ悩む事何の種類の塗料で塗る??これら全ての事は、T様にとって良き思い出になっていただければ幸いでございます。作業のしやすい環境を配慮していただきありがとうございました!!この場をお借りして、感謝御礼申し上げます。
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
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