グラウト 工事 手すり足元部の補修工法|川崎市高津区マンション
こんにちは。塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です。
私たちもよく目にするマンションの手すり根本部分です。今回川崎市高津区のマンション改修工事の際に、手すりの根本部分に水が溜まるご相談を頂きました。
実際にどのような事が起こっているかと申しますと、中空の支柱内に経年で溜まってしまう残留水が、今回の場合RC造の建物ですから鉄筋に触れ錆が発生、膨張し行く行くは「爆裂」というRC造ならではのコンクリート劣化に陥る可能性がございます。
対処方法としては、今回のように「グラウト工法」というエポキシ樹脂のモルタルを注入してあげる事で、中空内の空洞が強靭なモルタルで埋め尽くされ、たとえ雨水などが入り込んでも穴から排出される爆裂予防策の工事でございます。
今回はコニシボンドのTSーRM工法にて施工させて頂きました。工事内容と共にご案内させて頂きます。
1. グラウト 工事 穴あけ
そもそもどのくらい残留水が入っているかと言いますと、その場所と手すりの状態にもよりますが、専用工具で穴を開けた途端に水が排出される箇所が何か所かございました。
↓ 水が流れ落ちる状態
この位置で水が排出されるという事は、埋め込まれている手すり根本部分は相当な水が溜まっているという事になります。
残留水が溜まってしまう原因はいくつかありますが、中空の手すり支柱に溜めておいて良いか悪いかで考えると、良い事は一つもないという結論でありまして今回の工法の採用に至りました。
2. グラウト 工事 グラウト材注入
実際に穴を開けてグラウト材を注入しました。チューブ状のモノを差し込んで中に材料を注入する工事です。
穴を開けてグラウト材を注入しました。残留水よりも重い材料ですので、残留水がある場合は注入中に先に水が排出されてきます。水の排出が済んだ後注入材があふれ出したのを確認して乾燥を促します。エポキシ樹脂モルタルですので、固まるとカチカチの状態です。
この工事を手すり全部に行いました!
今回の1つ穴開け工事の他、高低差を付け高い穴からグラウト材を流し込み低い穴から出てくるのを確認する工法もあるようですが、基本的に構造上、景観なども考慮して1つの穴で施工できる今回のコニシボンドTS-RM工法の採用に至っております。
穴の位置は目立たないよう外側に穴を開け、配慮致しました。
今回のケースのように手すり根本の下部分にクラックなどが発生している場合、手すり根本の中空部に残留水が「悪さ」をしているケースもあるようです。また、雨漏りなどの原因不明なケースでもこの部分からの漏水を疑ってもよろしいかと思われます。
残留水を溜めない事。入り込んだ雨水などを排出させる状態にすることも手すり廻りを健全に保つ方法の一つです。年数の経つ手すりの根本や、屋上などのフェンス根本など今回のような「グラウト工事」をお勧めいたします!!
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
【東京23区、川崎市、横浜市の「塗りかえ専門店」】
佐藤塗装店では私たちができる「塗装」を考え、お客様に最高のサービスでお応えできるように、スタッフ一同頑張っております!外壁塗装、内装塗装、屋根塗装、防水工事のことなら株式会社佐藤塗装店へご相談ください。
LINEでの塗り替え相談も承っております!!