タイル外壁のクリアー防水について
こんにちは。塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です!
今回はタイルのメンテナンスについてのお話です。東京都世田谷区の3階建てのRC住宅のオーナー様より外壁改修工事についてのご相談をいただきました。改修工事といえば、建物のありとあらゆるところのお手入れをするイメージで、屋上については防水工事。塗装部分は塗装工事を。外壁の目地、サッシ廻りの目地についてはシーリング工事。
じゃあ、メイン外壁である「タイル」はどうするの??という事になります。改修工事で言うタイルと言えば、浮いているタイルを剥がして、新しいものへの交換なんかが一般的です。また、薬剤なんかを使用してタイル洗いをすれば新品時の輝きを取り戻すというのは有名な話です。
そんなタイルに今回は、5つの手間をプラスした「クリアーの防水」を行ないましたので下記に記述したいと思います。
工事の内容
・タイル洗浄、クリアー保護塗装
・各部塗装工事
・コーキング打替え工事
・屋上防水工事
・ジョリパット壁面工事他
↓ クリアー防水施工後
1. 既存の状態
タイルをメンテナンスする上で、汚れというのは必ず存在します。外壁のようには色褪せたりはないのですが、汚染汚れ、さび汚れ、ホコリなどの付着など・・・。何をするのでもタイルを洗浄するという工程が絶対に必要になります。また、目地のやせ、欠けなどは、タイル外壁を修繕する上で状態の確認をしなくてはならない箇所であります。
今回の外壁タイルには、年数分の汚れが蓄積しているのと、汚染した汚れ、さび汚れなど様々な汚れが付着しています。これらを洗い流して、タイル洗浄材で汚れを分解し、その上からクリアー層の防水を施す段取りとなりました!
2. タイルの洗浄
先に泥汚れなどを高圧洗浄で洗い流し、薬剤を使用したタイル洗浄に着手します。
↓ 左:タイル洗浄後 右:タイル洗浄前
薬剤の濃度をテストして、汚れの落ち具合などを確認しました。このテストで大事なのは、あまり濃い洗浄材を使用してしまうと、タイルの素地を傷めてしまいます。作業的にも順調に進められる最低限の濃さで、タイル薬剤を調整し、タイルの洗浄にあたりました。
薬剤をタイルに塗布して、専用のたわしでこすります。
一連の洗浄を終え、ようやくクリアーの防水層を作り上げていく工事に移ります。
3. タイル外壁 クリアー防水
今回の工事でタイルの防水には、ダイヤビフレッシュを使用しました。
工程の内容は、下地プライマー層×1回塗り、中塗り防水層×2回塗り、上塗りトップコート×2回塗り、合計5回塗りでの塗り工程です。塗料が透明なため上手く伝わりますでしょうか・・・(苦笑)
↓ プライマー塗布
専用のプライマーは2液形塗料です。計りで計測をしてタイルに塗りこんでいきました。
中塗りの防水層の塗装です。この工程は2回塗りで、水性塗材でとてもドロドロの塗料です。この工程でクリアーの塗膜厚を出し、保護層となるのが分かります。塗っているときは、若干色のついている塗材(塗り残し防止)ですが、乾くとしっかり透明になっていく塗料です。
この工程を2度繰り返しました。
この3回塗りを終えた時点でもの凄くクリアーの厚みが増しているのが分かります。良く乾燥をさせて、最終工程トップコートの塗装へと移ります!
これまた透明のトップコート。伝わるかどうか心配でありますが・・・(笑)。
トップコートは2液形の溶剤系塗料「半艶」で仕上げました。透明な塗料故、大変お伝えにくいのですが、しっかりとした「塗膜」が付くクリアーのトップコートです。仕上げに2回塗りしました!!
特にタイルの保護と共に、タイル目地からの雨漏り防止にもなる工事の内容になります。タイル外壁でありながらも防水性を高めたい場合や、保護としての機能をプラスさせたい場合に向いていると言えそうです。
今回のようにいろんなご要望をカタチにするのが私たちのお仕事です!!タイル外壁の事、汚れたタイルの事、タイルの保護などどうぞお気軽にご相談ください!!
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
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