廊下階段の防水工事と水溜まり傾斜の補修工事
こんにちは。塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です。
川崎市宮前区の集合住宅を経営されているオーナー様より、階段廊下の防水工事と、水溜まりができてしまう床面のご相談を頂きました。
４所帯の集合住宅で、築年数を重ねる度にいろんな箇所の劣化が進み、今回の防水工事をご検討されたとの事でした。防水工事といっても、住人の方がお住まいになりながらの工事になりますので、できるだけ乾燥などの負担が少ない階段を「タキステップ」シートと、廊下を「長尺シート」で施工するご提案をさせていただきました。
また、今回は劣化している事もさることながら、雨の度に溜まってしまう「水たまり」をどうにかしたいご要望がございまして、それらを含めた改修工事となりました！！
雨水が集水桝の横に溜まってしまい、うまく雨水を排出できていない状態です。
お悩み.1） 廊下、階段の防水性を高めたい
お悩み.2） 廊下に溜まる雨水を改善したい
こんなことで工事がスタート致します！！
1. 集水桝の補修工事
どうしても溜まってしまう集水桝付近。これをどうにか流すようにしたいのですが・・・。
こんな時は悩んでいても仕方がないので、壊してみよう！！（笑）という事で、桝周辺を壊してみました。（ちゃんとした作戦ですよ！）
ひそかにこれ？？塗装屋さんのブログ？？と思える石ころとか、破壊している画像が出てきましたが、そこはどうかご了承ください・・・。今回のブログでは塗料は一切出てきません（笑）
この工事では、ちゃんとした訳がありまして、桝周辺の位置を床面より下げて雨水の流れやすくする状態にする工事です。合わせて既存桝周辺は、若干壊れていましたのでそれも踏まえての補修工事となっております。
床を下げる位置を概ねハツリました！！
型枠を造って桝周辺を強化すると共に、床面をレベルを使用して下げるようにモルタルで成型しました！！
モルタルが乾くとこの状態です。土砂降りだった雨の日に排水の状態を確認しましたが、見事水溜まりもできる事なく排出されていました。これにて下地の補修が完了。防水工事へと作業を進めます。
2. 防水工事
防水工事では、階段を「タキステップ5W」。廊下床面を「タキストロンQA」で施工をさせていただきました。この工事の良い点は、張り上げてからすぐに歩行が可能なところです。接着剤のオープンタイムはともかく、乾燥の為に歩行不可能という時間帯を取らなくて済むのは、住人の方にとってもご迷惑にもならず良い点です。また、塗装などの防塵塗装や、ウレタン防水などグレーで仕上げる殺風景な仕上げではなく、張った後の代わり映えもよくお客様には好評なところです。
既存の金物を撤去してから工事にかかります。
シート採寸カット
採寸してカットして、接着材を塗り張り込み。端部は専用のシール材で処理を施しました。
↓ シート間の継ぎ目は溶接しました！
１階廊下、２階廊下、階段部分を張り終え、端末処理を施し工事は完成となります。
奥にあるもう一つの階段は今回工事対象外でしたので、滑り止めの金物を設置いたしました！！これにて工事の完了！！
そうそう。今回はこの防水工事以外に土間の傾斜を補修した箇所がありました。傾斜不良からくる「水溜まり」今回の工事では、この傾斜の補修をしなければ防水性の高いシートですので、常時「水溜まり」のできている状態になったとすると・・・。
台風など雨が多かった工事期間、雨の流れを見る機会がありちょっとドキドキしながら確認をしてみました。
↑ 施工前 雨水の排出が悪い状態
↓ 施工後 傾斜が改善した工事後
なんともホッとする瞬間でありました。集合住宅の廊下階段廻りの防水性を高め、集水桝付近の土間傾斜不良の補修が完了しました。もし、雨が降る度の水たまりでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。また、集合住宅などで防水性を高めたい、もしくは防滑性や見た目の美しさ、耐久性なども含めたい場合には「タキステップシート」「タキストロン」などの長尺シート工事がお勧めであります。
【その他工事の施工例】
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