櫛引き外壁塗装とガイナ塗り替え
櫛引き外壁塗装とガイナ塗り替え
こんにちは!塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です。この度、神奈川県川崎市高津区にお住まいのお客様より、新築より13年が経とうとしている外壁の塗装と、屋根塗り替えのご相談をいただきました。いつも大変ありがとうございます。外壁の種類は木造住宅ですので、モルタル仕上げの壁面の上にそれぞれ「櫛引き仕上げ」「リシン吹き付け」が施してある外壁面になります。また、屋根関しましてはカラーベスト、コロニアルと呼ばれる軽量のスレート瓦が工事の対象となっております。
今回の工事では、塗り替え、耐久性などのいろいろな考え方、塗り替えの様々な方法などをご提案させて頂き、最終的に「これだ~~!!」という工事方法に至った経緯や塗装工事の作業などご紹介させていただきます。
1. 外壁塗装の工事方法
今回の塗り替えでは、「櫛引き」仕上げの壁面と「リシン吹き付け」の壁面2種類の外壁の塗り替えとなります。単純に塗り替えと言っても、その塗料は星の数ほどありお客様のご要望に沿って塗り替えのご提案をさせて頂いております。
今回のケースで言いますと、「櫛引き」「リシン」仕上げの外壁塗材はジョリパットと呼ばれる塗材で仕上げられており、その艶消しの風合い、意匠性のある壁面をどのように塗るか???これが外壁塗装の大まかなテーマとなっております。この場合の塗り替えとは、「ピッカピカ」に塗り替えをするかまたは「意匠性のある風合いを残しながら」の塗り替えをするか??大まかに2種類の塗り替え方法から、ご要望の外壁塗装のメインテーマに合う塗材を選定していく事になります。
・ピッカピカに塗り替える
・風合いを残しながら塗りかえる
この辺りはジョリパット外壁の塗り替えで詳しくご説明させていただいておりますが、上記を検討しながらもお化粧直しに合う塗材をご提案させていただきました。
今回のご要望は下記の通りです。
お客様のご要望
・汚れの付きにくい仕上げ
・風合いを残しながらも汚れは嫌だ!!
・明るくて品があり尚且つ耐久性も良い仕上げ
・屋根は遮熱、断熱などの対策が出来る仕上げ
・全体的にバランスの良い仕上げ方法を望む
【お見積り時のお客様アンケートより抜粋】
・耐久性にはこだわりたい
・遮熱塗料や断熱塗料など省エネ塗料に興味がある
・クラックなどの劣化は気になる
・バルコニーのFRP床面の剥がれが気になる
上記を踏まえた上で色んなご提案をさせていただきました。その中でも耐久性と汚れ防止、金額的にもお客様のご要望に一致した外壁塗装を「関西ペイント ダイナミックトップ」屋根を断熱塗料である「ガイナ GAINA」での仕上げで今回の工事プランを組む事になります。佐藤塗装店をご用命頂きまして誠に有難うございます!!
下記に工事の内容をご紹介させていただきたいと思います。
↓↓ 下記はダイナミックトップ仕上げの施工例です。
2. 足場工事
色の打ち合わせを終え、近隣様への工事お知らせを配布して足場工事に着手しております。
工事を安全に行う「足場工事」に着手しました。当たり前の事ですがこの工事がなくては外壁塗装は始まりません!!安全第一で行なえる足場を組んでもらっております。
ちなみに佐藤塗装店の足場は、いつも提携している協力業者さんの足場になり、その手のプロですのでテキパキとした仕事で一日でサッと組み終えて次の作業に進んでおります。
階段や傷がついてはいけない箇所などの養生もしっかりと行っております。
3. 塗装工事
外壁塗装工事はまず「高圧洗浄」から行っております。屋根、外壁と入念に洗浄させていただきました!!
↓ 経年劣化ごとの屋根の洗浄工事(10年、20年、30年)
今回塗らせていただく外壁面は「リシン壁面」と「櫛引き壁面」の2種類になります。
下塗りの選定に関しましては、リシン面は細かい「クラック」など散見されておりましたのと、壁面の肌を整える意味合いもあり微弾性フィラーの上級グレードである「ダイナミック防水フィラー」を使用しております。
また、櫛引き面はフィラーよりは、通常のシーラーの方が適していますので下塗り材を変えて作業しております。
今回上塗りに使用している塗材は、関西ペイント:ダイナミックトップです。耐久性も良く汚れ、色あせにも強いラジカルを配合している塗料です。艶の調整も艶ありから艶消しまで選べる、今の塗り替えシーンにとっても合う仕上げ材だと思います。明るいクリーム色で仕上げさせていただきました!!
↑ 櫛引き部分
意外にもネタを大量に使用する「櫛引き」部分。
壁面は1色の仕上げでございますが、櫛引きとリシンの模様の違いもあり、それがアクセント効果にもなりました!!また、化粧胴差などのアクセントを既存と同じ「白」で塗る事でとても清潔感の溢れる仕上げになっております。
ちなみに下塗り材・・・今回の場合「ダイナミック防水フィラー」を使用していますが(弊社の標準仕様)、通常のフィラーじゃダメなの??というご質問もありそうなので、違いについての雑感は下記の通りです。
フィラー・・・よく改修工事で使用される下塗り材の事を「フィラー」などと呼んでおります。細かいクラックなどのケア、肌を整える下地処理材として使用をするのですが、いいフィラーと通常のフィラーはどう違うのか???
恐らく全てにおいて違うと思います(笑)
結局のところ上塗りをしてしまえば分からなくなる箇所の「下塗り」ですが、密着性から始まり、肉持ち感、上塗りの仕上り感その全てが◎です。(通常のフィラーを〇として)下塗りの役割は色々とあるのですが、上塗りのパフォーマンスを最大限に引き出してあげる事に意味があると考えております。いくら良い上塗り材を塗っても下塗りがダメだと意味がないというくらいその下塗り材は重要な役割を担っています!!
じゃあ、いつ塗るの??
今でしょ!!!
って、例えもおかしいのですが、今でしょ!!!ではなく
「いつもでしょ!!!!」
そのような感じでよろしいかと・・・。
そんな事を踏まえた上で、中、上塗りへと工程は続きます。
↑ 中、上塗り
↑ 上塗り
↑ 付帯部の仕上げ
だんだんと出来てきましたね!!
今回、屋根は断熱塗料で仕上げました!!断熱の塗料も数ある中から恐らく一番有名な断熱塗料でしょう「GAINA ガイナ」で仕上げを行っております。また、コロニアルの屋根材ですので縁切り部材もしっかり取り付けをしております。
外壁と屋根まで塗り上げこのような色の配色となりました!!(シートは仕上げまで行って絞っております)
最後にFRP防水の仕上げを行っております。
既存の防水層は仕上げの層(上塗り層)が亀裂割れをしておりこの層を強化、補修を行いう上塗りを行っております。お客様に伺ったところこのようになったのは、新築から5~7年でなり始めたそうです。原因はいろいろとございますが、寒暖の差や上塗りの層が厚く塗りすぎていたりとか、色んな要因が重なりこのような事態になる事が想定されます。
今回は部分的にガラス繊維マットにて補修を行い、研磨、下地処理の上仕上げのトップコートを施工しました!!
この工程をもって全塗装工事の完了となります。
4. 工事を終えて
13年目のお化粧直しにあたる今回の工事では、汚れ目の付きやすかった外壁面(ジョリパット外壁)を若干ツルッっとした仕上りになるダイナミックトップにて塗り替えを行っております。
明るい外壁面でありながらも、風合いを残しつつも汚れの付きにくい壁面に仕上げる事で新しく塗り替えをした壁面がいつまでもキレイであってくれる事でしょう!!
また、屋根の暑さ対策として「ガイナ GAINA」を採用しましたので、その暑さも幾分和らいでくれる事を期待したいと思います!!
基礎部分はコンクリートの中性化防止になる「キソハバキコート」を採用しました!!
最後になりますが、N様この度は佐藤塗装店へ工事のご依頼いただきましてありがとうございました。いろいろなお気遣い頂きました事、職人一同感謝御礼申し上げます!!お化粧直しした外壁面がいつまでもキレイな状態を保っていてくれる事を願っております。この度は佐藤塗装店をご用命いただき誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!!
今回のようにいろんなご要望をカタチにするのが私たちのお仕事です!!外壁塗装の事、集合住宅外壁塗装の事、ジョリパット外壁塗装の事 。タキステップや長尺シートの事、屋根塗装、屋根の葺き替えの事、防水工事の事、室内の塗装、鉄部塗装の事、屋根の塗り替えについて、メンテナンスサイクルの延ばし方などいろいろな工事など、どうぞお気軽にご相談ください!!
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
【東京23区、川崎市、横浜市の「塗りかえ専門店」】
佐藤塗装店では私たちができる「塗装」を考え、お客様に最高のサービスでお応えできるように、スタッフ一同頑張っております!外壁塗装、内装塗装、屋根塗装、防水工事のことなら株式会社佐藤塗装店へご相談ください。
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