屋上防水と階段「タキステップ」の施工

こんにちは。塗りかえ専門店　佐藤塗装店　佐藤です。

川崎市多摩区のマンションビル経営のオーナー様より、屋上の防水と階段廻りの防水工事のご相談を頂きました。早速、現地に向かい現状の確認をさせていただきました。

屋上は今までお手入れをしたことがなく、コンクリートがむき出しの床面になります。また、階段廻りもコンクリートがむき出しになっている仕上げです。

いくつかのご提案を出した中から、今回工事を行うのは比較的安価でできる「ウレタン防水　密着工法」と階段廻りをタキステップ5Wで施工する防水工事がスタートします。ありがとうございます。

1.　屋上防水工事

屋上の防水は、収縮目地棒を撤去して全面カチオンセメント塗り。目地、端部のコーキングを経てウレタン密着工法での施工です。通常2層流すところ1工程増やし、3層ウレタン防水を流し完成を目指します！！

まずは目地棒の全撤去を行いました。これな収縮目地と呼ばれる部材であり、あちらこちらで目地材の破損個所が確認されております。

また今回の工事は、既存床に直接ウレタンを流し込む「密着工法」で施工します。その為の下地として全面カチオンセメント塗りを行いました。ちなみに別のウレタン防水の施工方法として「通気緩衝工法」がございます。専用のシートを敷いて、下地との縁を切って防水をする工法です。

・ビルの屋上　通気緩衝工法

・マンションの屋上　通気緩衝工法

本題に戻り、全面カチオンセメント塗りを行いました。

カチオンセメントで下地調整を行う意味合いは、ひび割れが多かった事、肌の状態を整える事、吸い込みなどを均一にする事などです。

その後、収縮目地のあった箇所を穴埋めの為の「コーキング打替え」。脱気筒の設置、改修ドレンの設置も行い、端部廻りのシールを行いここからウレタン防水を3層流しこみます。

プライマーを塗布しました。これは下地と密着を高める為と、吸い込みを均一にする大事な大事な工程になります。ここからは1日1工程のウレタン防水となります。

工事の工程は、カチオンセメント2層　+　各部取り付けシール　+　プライマー　+　ウレタン防水　3層　+トップコートとなりました！！

下地に時間をかけてウレタン防水を3層流し、厚みを出す施工をさせていただきました。使用防水塗材はAGCポリマー建材「サラセーヌ」です。グレーで仕上げました！！

2.　階段廻り　タキステップ5Wの施工

階段廻りも防水効果を高める施工をさせていただきました。既存の床面はコンクリートむき出しの床面です。今回は表層も荒れている事から、屋上同様にカチオンセメントを全面塗った後、階段シートの施工にあたっております。

セメント全面塗布。隠れてしまう下地ではありますが、この後上にかぶせるシート、接着剤などの密着性を高める為の工程でございます。

とにかく、塗って塗って塗りまくり全面塗布しました！！

ウレタン防水のプライマー塗布。ササラ板（階段側面の事）はシートが張れませんので、ウレタン防水でその効果を高めます。

側面を防水する事で、その効果が高まるのもありますが、シート接着剤が端部から剥がれにくくなる経年した後の効果も期待ができます。

ササラ板をウレタン防水トップコートまで行い、タキステップシートを張り上げます。今回使用するシートは立上りまで張るタイプの「タキステップ5W」での施工になります。

端部のシールを専用「タキシール」で処理を施し完成となります！！！

今回の工事では、マンション屋上をウレタン防水。階段廻りをタキステップ5Wで施工させていただきました。防水に関して言うと、いろんな防水効果を高める防水材がございます。どれだけの耐久性を持ったもので、次のメンテナンス時期、予算などお気軽にご相談ください。

どれだけ高い工事を行ったとしても、屋上などの過酷な条件下に置かれる箇所は定期的なメンテナンスと、点検が重要であるという事。そのような計画の元、防水工事をされるとよろしいでしょう。

いろんなご要望をカタチにするのが私たちのお仕事です！！どうぞお気軽にご相談ください！！

職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です！！建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います！！

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