FRP 防水の耐用年数の延ばし方

FRP  防水の耐用年数の延ばし方

こんにちは。塗りかえ専門 佐藤塗装店 佐藤です。今回、 FRP  防水 の耐用年数とメンテナンスの方法について考えたいと思います。私たちの建物の廻りには様々な防水、ウレタン系防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水などが施されていて、建物を雨の侵入から防いでいます。その中でも最近木造住宅のバルコニー床面に多い FRP  防水 について施工方法、工事の手順も踏まえて記述いたします。

1. FRP  防水って何??

 

ベランダ FRP 防水工事前

FRP防水とは、Wikipediaより以下一部抜粋致します。

FRP防水は、強度が大きく耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)を防水分野に応用した工法で、軽量かつ強靭で耐水性・耐食性・耐候性に優れていることが特長である。

特に、軽量かつ強靭であるという特長から、屋上の防水として適用した場合、防水層の上にトップコート仕上げを行う露出仕様でも人の歩行が可能となる。通常、屋上を人の歩行用に供する場合は防水層の上にコンクリート層を設けたり、あるいはタイルのようなもので仕上げる必要があるがFRP防水の場合は、そのような保護層は不要となる。

FRP防水は、木造住宅バルコニーなどの防水として多く採用されているが、これは上記のような歩行可能であるということと、樹脂(ポリエステル樹脂)の硬化速度が速いという施工面での特長が生かされているためである。

ただ、FRP防水の施工中(樹脂が硬化するまでの間)は、ポリエステル樹脂に含まれるスチレンが揮散して、臭気が周囲に広がる可能性がある。スチレンは都市ガスにも似た一種独特の臭気を持っているため、施工時には臭気対策を行っておくことが必要である。

最近私たち外壁塗り替えの工事でもよく目にするFRP防水です。FRP防水ってどんな??というご質問によく私たちは船底で使用されていますよ。とご説明しますが、軽量かつ、耐久性を要する部位に使用されています。

建築現場ではベランダとか、厨房内、風呂場などで使用されていて、繰り返しになりますが、軽量であり、強靭な防水膜を形成するのが特徴なのです。住宅の新築工事などでは、コンパネ材などの木下地に施工することが多く、構造上「その防水が切れると雨漏りするけど、その雨水はどこへ行くの??」と思うのは、ベランダ下が住居、部屋などになっているケースが多数である現状。では、そのFRP防水に寿命はないのでしょうか??また、どのようなメンテナンスをしていけばいいのか考えてみます。

2. FRP防水の寿命とメンテナンス

 

FRP防水には、他の防水と同じく寿命がございます。建物の条件、日当たり、バルコニーの大きさなどのもより変わってきますが、一般的には15年~20年と言われているそうです。劣化をしていくと表層にひび割れのような劣化症状が見られるようになっていきます。その後表面の割れなどが起こり、雨漏りなどの被害になってしまうのが、FRP防水での「雨漏り」のケースに多くみられる症状です。

これらの寿命を延ばしてあげる為、私たちができる事と言えば表層の保護塗材を塗ってあげる事です。よく言う「トップコートの塗りかえ」と呼ばれるのがその工事にあたります。使用頻度などにもよりますが、およそ7~10年でトップコートの塗りかえをするのが望ましいとされます。

FRP防水 トップコート塗り替え

↑ トップコート塗り替え工事

また、メンテナンスにはいろいろな施工方がございますが、防水層(ガラスマット増し工事)を行って、床面を再防水する方法などもありますので、心配であれば専門家に見てもらうのが良いでしょう!

 

・外壁タイルの雨漏り防止対策「クリアー膜防水」

 

3. バルコニー床面をFRP防水ガラスマット増し防水工事で考える

 

FRP防水 工事前 FRP防水 工事前

実際にメンテナンスををさせて頂いたバルコニーの床面です。現地調査当初はウッドデッキ材が床一面に敷き詰められており、これらを撤去した後に何らかのメンテナンスをするご提案となります。

メンテナンスの種類は大まかに2種類です。表層保護の為のトップコートの塗りかえと、FRPガラスマット増し防水工事の2通りをご提案させて頂きました。

一つは、塗り替え工事などでもよく行う表面の保護をするトップコートの塗りかえ。表層の保護をしますので今ある防水層が長持ちしてくださいと、我々職人が願いを込める工事です(笑) もう一つは、既存のFRP防水層の上から、もう1層FRP防水を重ねる施工方法です。

バルコニーが大きく、日当たりが良かったこともあり劣化の具合が心配であるのもご提案をさせて頂いた理由ではあります。また、このバルコニーの下が2Fのリビングになっていることも防水の強化ををご提案した一番の理由であったのは、記憶に新しいところです。簡単に申し上げますと、防水層の強化とパワーアップをする工事という解釈でよろしいかと思います。

今回は、このようなご提示をさせて頂きました。ご主人様とのお話合いの中で、リビング上にあるバルコニーの雨漏りは心配である点と、防水の層が強化される点、また既存と同じくウッドデッキ床材を敷き詰める予定もあることから、今回はFRP防水を重ねる工事が採用とされ施工をさせて頂く段取りとなります。

 

4. FRPガラスマット増し防水工事

 

実際のバルコニー床FRP工事の手順と共にご説明いたします。

■FRPガラスマット増し防水工事■
1. 表層研磨 アセトン清掃
2. 下塗り(プライマー塗布)
3. ガラスマット(無機ガラスマット繊維)張り
4.中塗り層塗布
5.トップコート塗布
6.この工事を終えて

 

1) 表層研磨 アセトン清掃

FRP防水 研磨

まずは密着性を高める為に、下地の全面を機械研磨しました。こうすることで下地との密着性を高めます。特にFRPは表層にワックス層なる厄介な層がありまして、付着力を著しく低下させるコートがあるために研磨をする次第です。研磨後にアセトン清掃で脱脂作業すれば完璧な下地の出来上がりです!!

 

2) 下塗り(プライマー塗布)

FRP防水 下塗り

専用の下塗り材を塗布します。この工程も密着性を高めるものであります。仕上げの7割は下地で決まるという親方の教えは、過去の事例からも決して間違っているものではないと確信しております。見えなくなるところが一番重要。という事です。なるほど!!

3) ガラスマット(無機ガラスマット繊維)張り

FRP防水 ガラスマット張り FRP防水 ガラスマット張り FRP防水 ガラスマット張り

FRPの主剤ともなるべきガラスマット(無機ガラスマット繊維)を床面に敷き詰めます。綿や雪にも見えて、童心に戻り「わ~い!!わ~い!!」とやりたいところですが、よく見ると細かい繊維が幾多にも織り込まれていて、その繊維が強靭な防水の層を作り上げます。この上に中塗り材を塗り込んでFRP防水の層を作りあげていきます。FRP防水工事ってホント奥深いですね・・・。

 

4) 中塗り層塗布

中塗り材をたっぷりとしみ込ませていきます。この層がFRP防水の主となる工程で、しっかりと丁寧な作業を心がけました。FRP防水 中塗り

塗布作業中に入り込んでしまう空気層も脱泡ローラーを使用して、しっかりと空気抜きをします。脱泡作業

FRP防水 中塗り 乾燥

透明な塗材の為、画像では大変伝わりづらいのですが中塗り工程を終え、乾燥を促しているところです。

5) トップコートの塗布

FRP防水 トップコート塗布

中塗り工程を終え乾燥後、再び表層を研磨(仕上がり肌を良くするため)します。ここでの研磨は表面がとっても固いため手工具ではどうにもならない、現場でのアレコレがございますので、電動工具研磨をする次第でございます。その後保護膜となるトップコートを塗布して、この工程にて工事の完了となります。歩行可能までの乾燥は中1日を要します。

6) この工事を終えて

FRP防水 施工後 FRP防水 施工後 FRP防水 施工後

この工事の良いところは、何と言っても防水層を強化できる点です。既存の防水層に合わせて、上からの防水層で2層のFRP防水となります。また、重さも制限もないほどの軽量ですので、防水面がちょっと心配なベランダ、バルコニーにこの工法は向いていると思います。

・ 重いモノを置いているベランダ、バルコニー

・ 日当たりがよく、防水面にひび割れが生じている、またはひび割れ予備軍であるケース

・ とにかく雨漏りだけはNG!!というベランダバルコニー ← 皆さんそうだと思いますが

・ トップコートの塗りかえだけで大丈夫かしら??というご心配な方

年間を通して、防水が破損して雨漏りになるケースを多数見てきました。防水工事は雨漏りが発生してからでは遅いのです。予防や対策、分からないこと、ご心配事などFRP防水のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください!私たち佐藤塗装店は「塗りかえ専門店」として営業しています!

 

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