瓦の塗装 えっ！？瓦って塗るんですか？？｜川崎市麻生区
瓦の塗装 と聞いて何を思い浮かべますでしょうか？？よく聞かれる反応は、「えっ！？瓦って塗れるんですか？？」とご相談されます。実は、どんな瓦にも塗装は可能であり、瓦の種類でも日本瓦、洋瓦、セメント瓦、Ｕ瓦など実は瓦というのは1種類ではなく、皆様がよく知るのは日本瓦ではないか？？との認識です。
日本瓦などは特殊な焼物ですので、塗装は必要ないのが一般的です。また同様に洋瓦も塗装の必要がない瓦ではあります。が、汚れが著しくて綺麗にしたい。この色の瓦の汚れに「あばよっ！！」（←某タレントさんのアレね）したい。というニーズがない訳でもなく、実際に塗料メーカーから「瓦」塗装の塗材だ出ているのは事実でございます。瓦塗りたい方、どうぞお気軽にご相談ください。
今は色んな施工方がある中で、川崎市麻生区の閑静な住宅街外壁塗装工事にて、セメント瓦を塗り替えする機会を頂きましたので、その施工方法と共に記述させて頂こうと思います。
セメント 瓦の塗装 水系パワーフロンで塗りかえ
目次
1. 施工前 セメント瓦の状態について
施工前の状態ですが、新築時より10年ほど経ってしまうと「藻」の繁殖が激しさを増していきます。この「藻」というのは、この屋根に限ったことではなく、最近住宅屋根で多い「コロニアル屋根」にも共通するところであります。繁殖箇所の多い向きは、主に北側。なぜかと申しますと、冬場の凍結、霜などが影響していると考えられております。冬場の屋根は霜が付く日数がとっても多く、お日様の当たる東、南、西面は日照時間によって乾くことができますが、日の当たりづらい北側というのは、常に濡れている状態であるケースがあります。それが「藻」と影響している事につながります。順番でいうと、
南、西、東 ⇒ 状態によって乾きやすい
北 ⇒ 日が当たらなく乾きづらい
塗装をする段取りとしては、コロニアル屋根などと同じく洗浄を行って藻の除去をします。よく乾燥をさせてから順次塗装を行う工程です。
2. 瓦の塗装 下塗り
プライマー層を2層塗装しました。下地との兼ね合いなどもありますが、劣化をすればするほど下塗りとの密着はとっても重要との認識でありますので、下地の塗装を入念にしてあげることが屋根工事に限らず、壁面や防水工事でも必須事項となります。プライマーを塗ってつやつやな下地の出来上がりです。
3. 瓦の塗装 中塗り
専用の中塗り材を塗布しました。特にこの工程で大事な事は塗膜の肉付きをよくする工程ですので、下塗り同様念入りにペイントしました。
4. 瓦の塗装 上塗り
上塗りには超高耐久がウリの一つであるミズタニ「水系パワーフロン」を使用しました。この塗料の特徴は、フッ素樹脂であって、色あせにも非常に強いという特性があります。（15年～耐久を謳っている塗料です）
下塗り×2層、中塗り×1層、上塗り×1層 計5層コートした屋根の仕上りとなりました。
5. この工事を終えて
この工事を終えて感じた事。屋根というのは、建物の中で一番過酷な条件下の元、私たちの暮らしをも守ってくれます。10年に一度、15年に一度の外壁塗装工事だから耐久性についても考えたい。今回の工事の後は、何年後にメンテナンスをする予定なのか今一度検討して、その条件に合う塗材をチョイスすることも重要な事です。とりわけ屋根は耐久性の高い塗材で塗ってあげるに越したことはありませんが・・・
シリコン樹脂の、その上を行く「フッ素樹脂」や「無機質塗料」などかつての高級な格であったこれらの塗材も需要と供給のバランスによって、だいぶ単価も抑える工事が可能になりました。是非、外壁塗装をお考えの際にはこれらの高耐久性を持ち合わせる塗料もご検討ください。
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