外壁サイディング 2色のタイル調塗装 ｜川崎市宮前区
外壁サイディング の塗装とコロニアル屋根のその他全面塗装工事を考えております。このようなご相談をいただきまして、早速川崎市宮前区のお客様の元へ現地調査に参りました。ご主人様にお話しを伺いますと、築年数は14～15年ほどが経っているそうで、特に雨漏りなどの被害は今までに一度もないとの事です。
ただ、建物の廻りを見渡してみると、気になる点が浮き彫りとなってきました。恐らく築10年待たずしてコーキング廻りの劣化が始まっていたであろう、と思われる箇所が数か所。全体的に壁面のコーキング劣化状態が著しく悪化してしまっていることから、早急なお手入れが必要な状態となっておりました。
今回はいくつかある施工方法の中から、コーキングの打替え工事、外壁サイディングの塗装をタイル調に2色で仕上げる方法での施工。コロニアル屋根の塗装、その他塗装という考えられるいくつかのご提案をさせて頂きました。
そして、ご主人様とのお話合いのうえ、工事のメインテーマとなりうるコーキングの打替え工事では、サイディング壁面目地、サッシ廻り目地に「オートンイクシード」の耐久性の高いコーキングで施工。屋根、外壁サイディングには日本ペイントパーフェクトシリーズでの仕上げで施工をさせて頂く工事プランで作業を開始します！！
今回は佐藤塗装店へ工事のご依頼をいただきまして、誠にありがとうございます。さぁ、「そのコーキング直し隊」出動です！！
↓ リフォーム産業フェアで見させていただいた、オートンイクシードの性能です
サイディング壁面 2色のタイル調塗装
目次
工事の内容
・サイディング壁面 塗り替え ファインパーフェクトトップ
・サイディング壁面 サッシ廻りコーキング打替え オートンイクシード
・破風板 軒天 樋 雨戸その他塗装
・コロニアル屋根 塗装 ファインパーフェクトベスト
・ベランダパッキンゴム交換工事
1. 既存の状態
既存の状態は、サイディング壁面に割れが生じている箇所数か所。コーキングの劣化は全体的ですが、特にひどく剥がれ壁面の割れなどが生じているのは、東面と南面でした。構造的な問題と日照の問題が、劣化を加速させていると考えられました。塗装云々よりもコーキングの工事に重きを置き、取り掛かることとなります。
サイディング外壁の仕上げですが、1階と2階で柄が違います。（1階と2階の間には幕板なる仕切りの板で仕切りがされています。）2階部分のサイディング壁面は通常の単色仕上げを。1階部分のタイル柄サイディング壁面は、2色の仕上げで施工させていただくこととなります。使用する塗材は、日本ペイント：ファインパーフェクトトップです。下塗りにサイディング外壁専用のパーフェクトサーフを塗装して、中上塗りにファインパーフェクトトップで仕上げます。
今回劣化の進んでいたコーキングの部分ですが、メーカーで30年の耐久性を謳っている「オートンイクシード」をご提案させて頂きました。また、塗装とコーキングが干渉しないようサイディング外壁を仕上げた後から、コーキングの工事を行う「後打替え」で施工させていただきました。やわらかいコーキング材ですので、先に打替えをしてしまうと、塗料で塗りこんだ部分の割れが生じてしまうのを防ぐのが狙いです。（本来の施工方といえばそれまでですが・・・）
2. 洗浄工事
塗装工事の下準備であるコロニアル屋根、サイディング外壁の洗浄工事を行いました。コロニアルは藻の繁殖が進んだ状態で、屋根全体に14.5年分の汚れがびっしりと付着しています。足場に掛けてある飛散防止ネットの上から、ブルーシートを垂らして飛散予防を徹底しました。屋根を高圧洗浄すると、屋根材新品時の表面保護してある保護層は劣化によって全てなくなり、保護層のない真っ白な状態になりました。また、外壁面も土ホコリなどを入念に落として、塗装の下準備といたしました。
↑画像ではわかりにくいのですが、藻と土ホコリがびっしりと蓄積されています。土ホコリが多く蓄積していたのは、周辺に畑や未舗装の駐車場が多かったのも原因なのかな？？と誠に勝手ながら分析しました・・・（実際にはどうか分かりませんが）
屋根の洗浄を終えると表層が真っ白になり、何も表面保護をされていない状態になります。洗浄後の屋根を点検しましたが、棟の釘が数か所緩んでいて、屋根材は若干反り返りが発生しています。反り返りは経年劣化で起こる症状ですので、屋根材としてはまず問題はございません。また、釘のゆるみも新たに釘を打ち直ししまして、屋根材が吹っ飛んだ！！という心配も皆無となっております。
⇒ えっ！！屋根材が吹っ飛んだ 屋根の改修工事を行いました！
3. サイディング 2色タイル柄塗装
今回は柄の違うサイディング壁面を塗らせていただきました。仕上がり色のオーダーは、今までと同じような色合いでという事でして、2階部分は明るいアイボリー系色。1階部分はタイル柄ですので、目地部分の色（グレー）で3回塗りして仕上げた後に、隠し味としてもうひと手間は表面を短いローラーでタイル柄に似せた仕上げとします。
↓ タイル柄サイディング
↓ 2階部分のサイディング壁面
サイディング壁面専用の「パーフェクトサーフ」を下塗りに使用しました。この塗材の良いところは肌荒れなどをすべて包み込んでくれて吸い込みを均一にしてくれます。また、塗膜も肉厚に付きますので、仕上げを行ったときに肌艶が格段に良い気がいたします。（現場で働く一職人の意見です）
2階部分のサイディング外壁は、明るいアイボリーで単色仕上げです。劣化していたサイディングボードもキレイに蘇りました！！
1階部分のタイル柄サイディングには、2色で仕上げますのでベースとなる目地色（グレー色）で3回塗りまで施工します。本来はこの時点で壁面の仕上がりなのですが、手間と暇をプラスしてみました！！
↓ 手間と暇をプラスします（4回塗り）サイディング2色仕上げ
タイル調の「タイル」に当たる色を、毛足の短いローラーでコロコロしました。すると、グレーの部分だけが残り、タイルのように見えていきます。これがいわゆるサイディング2色での仕上げとなります。表層は4回塗り仕上げですから、いろんな意味合いでバッチリ！！です。
サイディング2色仕上げ外壁を仕上げた後で、コーキングの打ち替えを行いました。後から打替えをしますので、壁面に近い色を選択してコーキング材を打替えしていきます。（2階部分はアイボリー色、1階部分はグレー色）一連の工程を経て、細かい手直しを行うとサイディング外壁の完成となります！
↓ リフォーム産業フェアで見させていただいた、オートンイクシードの性能です
↑ コーキング打替え中
↑ 目地廻りも修正しました
4. 雨戸 破風板 軒天など塗装
壁面以外の部位、雨戸、戸袋、破風板、軒天、樋（竪樋、軒樋）も塗装しました！！軒天に関しては通気性のある塗材（白）で塗装。その他は日本ペイント ファインSi（日塗工 15-30B）で塗らせていただきました。アイボリー色にものすごく似合う色でしたよ！！
5. コロニアル屋根の塗装
コロニアルの屋根も同じく、日本ペイント：ファインパーフェクトベストでの仕上げとなります。いつものようにシーラー層を2層塗り、縁切り部材「タスペーサー」を差し込んで、中上塗りにファインパーフェクトベストで施工しました。ニューブラウンを使用しています。
屋根材の保護層がなくなってしまった状態からの塗りかえとなりましたが、新しい塗材を塗りこんで、屋根材をしっかりと守っていってくれることでしょう！！
6. 工事が終わって
経年劣化で傷んできたサイディング外壁も無事にお化粧直しが終わりました。「時が経てば色褪せる」とは言葉の通りで、「あぁ～新築時みたいで嬉しい！！」新築時のような輝きを取り戻せてお客様にも大変喜んでいただけました。
・ サイディング2色塗装 パーフェクトシリーズでの塗り塗りかえ施工費用の目安は？？
サイディング外壁の塗装工事をするお客様で「塗りかえる」理由をお聞きするのですが、7割以上がコーキングに関するものでした。
- 前から気にはなっていたけど・・・。
- これはこれで良いと思っていた。
- えっ！？コーキングって打ち直すのですか？
- この部分（コーキング）を修繕するという事は知りませんでした。
特に今回のように大きく目地周辺が劣化していたり、割れていたりするとその箇所からの雨漏り発生というのは過去の事例からも何軒もございますので、十分に注意が必要だと思います。もし気になるようでしたら家の周りをグルリと回って目地周辺を見てみましょう！
何か気になるような事があって、どこに頼んだらいいのか・・？？そんな時はどうぞ佐藤塗装店へお気軽にご相談ください。
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です！！建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います！！
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